中華街で、なぜフレンチ? と、言わないでくださいね。
話が終わってしまいます。
中華街の老舗、重慶飯店が運営する「ローズホテル」
ローズホテルの2階にはパーティー会場もあり、
結婚式や様々な催しも行われているので、
当然、フレンチの提供も稀な話ではない。
ローズホテル内には、重慶飯店新館もあるが、
おなじ1Fロビー横に、
この店「ブラスリーミリー ラ・フォーレ」があります。
3~4千円のセレクトできるフルコース。
中華街でフレンチだし、
しかも安いので、大して期待はしていませんでしたが・・・・
何年かぶりに、最低最悪な夕食でした。
料理がまずいとかではなく、
低価格のフルコースの割には、充分がんばっているというか、
値段以上のものが出てきたような気がします。
なぜ、最悪かと言うと、
まず、ワインがない。
用意されているのは、赤、白 各3種類のみ。
スペインだブラジルだ、わけのわからないものばかり。
他にないのか聞いたら、スパークリングがありますとのことで
なに?と聞いたら、わけのわからない返答?
ランソンやモエのディスプレーがあっても、
シャンパンも置いてなければ、まともなワインもない。
ここって、結婚式も行われているのに、シャンパンないの?
もうひとつは、暗くて、何が出てきて、何を食べているのか分からない。
■オードブル■
「豚舌の炙り 黒胡椒風味サラダ仕立て」
牛タンは、真っ黒に見えるし。
墨かと思うほどの、悪印象。
硬くて美味しくない。
「ズワイ蟹とアボガドのサラダ仕立て」
レタスに包まれているのだが、暗くて分からない。
ひとくち 口に運んで、あレタスかと分かる。
■魚料理■
「真鯛とキノコのクレピネット包み ソースバジルトマト」
カリカリに皮が焼かれているのですが、
暗くて、網脂でつつまれて焼かれていることすらよく分からない
「宮崎県産活〆の黒瀬ブリ長芋添え茄子のソース」
ぶりは、いまいち美味しくない。
ホクホクに焼きあがっていない。
魚料理も、ぶりもタイもどんな風に出来て、
何が添えられているのか分からない。
魚料理はとにかく写真全滅。黒くしか写ってません。ひどいもんです。
あまりにひどいので、責任者を呼んでもらい、
照明を明るくしてもらいました。
「テーブルに配膳した料理が、
この暗い中で、あなたには、美味しいそうに見えますか?」
「テーブルに出された料理が、暗すぎて、何がなんだか分からない。
あなたには、分かりますか?」
と言うことで、照明を明るくしてもらいました。
確かに、お店の全体の明るさは多少明るくなりましたが、
天井の照明も固定のダウンライトなので、テーブルの位置と関係ない。
食事を提供する場所で、テーブルに照明が来ない。
申し訳程度のキャンドルライトも、小さすぎて、料理は明るくならない。
店舗設計の基本からダメダメ。
写真も、お見せできるのはこのくらいで、とにかく暗いので、
まともに写真が取れていません。
実際にもテーブルの位置にスポットライト的な照明もないので
こんな感じにしか見えません。
■肉料理■
「オリーブ油でじっくり焼いたイベリコ豚のロース 旬の野菜添え」
イベリコは、美味しく焼けているが、野菜がなんとも至って普通。
土の香りがするとか、甘さたっぷりの野菜とかそんな感じが毛頭ない。
「牛フィレ肉のソテー色々キノコと共に ソースマデラ」
テーブルに出て来た時に、これがステーキなのか?と
お肉も、どんな感じに火が通ってるのか分からない。
この上に載っているのは何だ?
カリカリの小さなフォアグラ。こんなまずいフォアグラ久々に食べました。
我が家の冷凍庫の中で、忘れていれ冷凍焼けしているかのよう。
■デザート■
「大根のフロマージュ」
一昔前に流行った、ふわふわフロマージュのチーズケーキに
大根が注入されています。大根の味です。
美味しくありません。
昼間は別としても、ここは、食事をする場所ではない。
ワンコインの定食屋さんにも及びません。
厨房が、少ない予算の中で作ったものが、
テーブルに運ばれ、なんだか分からない状態で食べる。
料理の視覚的楽しみを奪われた食事は、
最低最悪です
わかります?
料理が出てきて、「うまそう~」が、ないんですよ!
よほど、席を立って、他の店に行こうかと思いました。
「食」に対する、根本がまちがっている。
中華街の老舗、重慶飯店が運営する
「ローズホテル」経営陣の皆さん!これでいいのでしょうか?
厨房の皆さん!あなたたちの作ったものが、
こんな粗雑にお客に提供されているのを知っていますか?
スタッフの皆さん。
一度、自分でお金を払って、席について、料理を食べてみてください。