弘法大師空海が開いた日本仏教の聖地、霊峰高野山奥の院

この写真は、「中の橋」

本来、表参道入り口である、「一の橋」から「弘法大師御廟」まで約２キロ。

その中間、１キロ程度の場所に、この「中の橋」がある。

私は、ちょっと、足を痛めていて、

さすがに、片道２キロを往復出来る状態ではないので、

「中の橋」の無料駐車場に止めての、参拝とした。

両側に樹齢何百年？という杉が高くそびえ、

大企業の広告塔と勘違いしている供養塔は、興ざめ＆ドン引きだが、

少しでもお大師様の近くで供養されたいと、数十万基を超える

各時代の、あらゆる人々の供養塔が建ち並んでいる。

戦国の世の武将たちの供養塔も多く、

豊臣秀吉の供養塔がある。

もちろん、秀吉の墓・廟所は、

京都の東山　豊国廟（ほうこくびょう）にある。

さすがの、この雰囲気は、来た人でないとわからない。

織田信長の墓標

明智光秀による本能寺本能寺の変で、

信長がなくなってから、

織田信長のお墓は様々な場所にあります。

高野山攻めも行っていましたが、

それでも、弘法大師のお膝元にあります。

奥の院にも、いくつかのお堂があります。

お参りが、終わってから、こちらで、ご朱印がいただけます。

「高野山 奥の院 御朱印」

写真ありませんが、水向け地蔵は行列になっていましたので、

そのまま、燈籠堂　弘法大師御廟へ、お参りに

「御廟橋（ごびょうばし）」

この橋をこえると弘法大師空海の本当の聖地エリアに入ります。

渡る前に、服装を整え、脱帽、合掌礼拝。

お参りを終えて、橋を渡り、帰る際にも、合掌礼拝です。

奥の院の燈籠堂の手前、弘法大師さまの一番のお膝元には、

天皇家の墓陵があり、施錠され、一般人は、入れません。

神の領域、仏の領域　

すごいです。

門から、中を覗くと、なんでしょう背筋が・・

合掌　礼拝

奥の院燈籠堂

この裏に、

弘法大師さまが、御入定されています「御廟」が、あります。

たくさんの参拝者が、ろうそくを立て、お線香を立て、

お経を唱えています。

ここが、日本仏教の聖地なのかと、しばし合掌。

お願い事は、出て来ません。

感謝のみ！

高野山で、世界遺産に指定された、６件の１つ　「徳川家御霊台」

この階段を上がると、空気が一変する。

石積みも一部崩れ落ち、周りの杉の木も伐採されてしまっている。

もともとは、杉の木も、うっそうと生い茂り、

壮言な、東照宮であったことがうかがえる。

右が、徳川家康の零台

もちろん、家康の遺骨は、静岡の久能山東照宮に埋葬されている。

家康を神格化して、鎮守様として祀る、全国の東照宮の

総本山　総本社的なのは、「日光東照宮」

見事な装飾がなされている。

もともとは、日光東照宮のように、絢爛豪華だったと思われる。

左側が、徳川秀忠の零台

左右、全く同じ造りで、出来ている。

徳川初代家康と２代将軍秀忠の零台が並んで、

歴史を感じ、朽ちかけた雰囲気は、なかなか重い空気が漂います。

「高野山　徳川家霊台　御朱印」

廻りの木々は、枯れてしまって危険なので、伐採されたのか？

最近のゲリラ豪雨等で、地盤が危険なため伐採されたのか？

作業の真っ最中という感じだが、せっかくの世界遺産。

これからも残っていてほしい場所です。

高野山のメインの通りから、５分ほど、山の中へ入っていきます。

「高野山金剛三昧院」　http://www.kongosanmaiin.or.jp/

高野山には、100以上の寺院が残っていますが、

その中で、世界遺産に登録された、６つの寺院の一つであり

国宝を有し、宿坊としても利用できる、「金剛三昧院」

この、時代を感じる、門　

この門をしばし眺め行ってしまいます。

高野山　金剛三昧院　の　国宝「多宝塔」

建立は、１２２３年。

日本では、２番目に古い多宝塔で、

高野山に現存する最古の建立物だそうです。

この国宝「多宝塔」に安置されている、

秘仏の五智如来像が、特別ご開帳されています。

８００年近い年月を感じさせる建物です。

改めて思いますが、日本も凄いね～

８００年ですよ～

高野山　別格本山南院には、

弘法大師（空海）が、自分で彫ったと言われる

浪切不動明王が、安置されています。

霊宝館　御朱印